たきざわ×わかもの紹介 高橋朋也さん
🔷プロフィール
小学校:鵜飼小学校
中学校:滝沢南中学校
所属:高橋農園(滝沢市鵜飼)
農業を本格的にやりはじめて5年
🔷高橋さんへのインタビュー🎤
ーー農業をはじめるまでの経歴を教えてください。
中学卒業後、高校を中退し15歳の時から働いていました。はじめは県南の物流センターの倉庫。その後盛岡市のダイエーシティ青山で青果コーナーに勤め、それ他依頼を受けて何でも屋のように経営改善活動をやったりホームセンターの新規立ち上げ等にも携わったりいろんな仕事のサポートをしていました。
19歳頃に人材派遣で盛岡セイコー工業に入り、契約社員を経て25歳で正社員になりました。一級国家技能資格も取得してプラスチックには詳しいです。それからずっと働いていましたが農業の時間との両立が難しくなってきてしまい今年の2月に退社しました。農業を軸にした生活をしたいという思いもあったんですが、そもそも農家だから農業だけをやるというスタイルも違うと思っていて「自由にやってみたい。時間に拘束されたくない」というのが一番の理由です。
今の年齢が38歳なのでもう23・4年くらい働いていますね。でもそれがそんなに苦ではなかった感じです。学校より良かったんですかね。語弊があるかもしれませんが、何かをやってお金を稼ぐスタイルが結構好きなので会社員は働き方的にあまり合わないです。
ーーご自身で農業をはじめたきっかけは何ですか。
家が農家だったので子供のころから手伝いはしていましたが、自分でやりはじめたのは5年ほど前くらいですかね。スイカの生産をしている同級生から「スイカをやってみないか」と言われその時は軽くまあやってみるかという感じでした。初年度は炭疽病という病気にやられ収穫量は少なかったですが、うちだけが害を受けたわけでなくその年は雨や台風の影響で全体的に収穫が減り、お盆明けにスイカをだしたところけっこう良い値段がついて「面白いな」と思い来年もやろうと思いました。次の年は同じ作付け面積だと収穫量も同じになってしまうと考え限界値を超えてやってみようと思い、初年度300本だったのを1,000本に増やしました。
作業時間などを分析したところ人員的に2人いれば間に合うし会社の休みに作業をすれば何とかできそうな見込みでしたが、畑が忙しくなってきたことや当時勤めていた会社の勤務時間が変わったことからあまり生産に入れなくなってきてしまい、これを機に会社を辞めたところです。
ーーいま主に生産されている農産物は何ですか。
スイカや唐辛子ですかね。趣味だとカリフローレ、黒丸大根等変わったものも作っています。
ーー農業のこだわりはありますか。
あまりないですね。こだわらないことがこだわりですかね。新しい食べ方がある野菜は好きです。仕事で日本各地色々な地域に行ったことがあるんですがその土地の伝統野菜は必ず買うようにしていました。
ーー子どものころ力を入れていたことは何ですか。
釣りですね。小学校3,4年生の頃から幼馴染と近場の川や山を越えた沢に行って釣りばっかりやっていました🎣
釣りをしに行き気がつけば帰り道がわからず遭難?迷子?になったことに夜に気が付いたということもありました。
ーー滝沢市のいちおしは何ですか。
住みやすいということですかね。昔仕事で全国を回っていたのですが最終的にここに戻ってきています。地元だからというのが一番大きいですが、一番過ごしやすいからまあここで良いかなと思います。他の地域に行ったことがあるからこそわかる地元の良さや安心感。ここのラーメン屋さんははずれがないみたいな感じです。あと四季を感じられることが良いですね。
ーーこれから挑戦したいことはありますか。
今調味料の唐辛子の燻製を試作しているところです。できれば今出している唐辛子全4種類全ての燻製版を商品化したいと思っています。そのほかはお酒もつくりたいです。
自分名義の農地を今は所有していないので自分の農地がほしいです。
あとスイカ以外の新たなブランド品があると良いですね。気候がだんだん暖かくなってきて南で作られていたものも東北で取り入れられやすくなってきたと思うので陸前高田市のゆずのようなものとか。新規就農の人たちが入ってきやすい作物だと良いですね。
ーー若者へ向けてメッセージをお願いします。
若いうちによく遊んで色々な経験をしてください。大人になると制限やブレーキがかかってしまうのでダメな縛りが少ないうちにどんどんやってしまった方よいです。失敗した話は将来笑い話にできますので、将来の笑い話になる経験はいっぱいしておいた方がいいと思います。
🔷🌶唐辛子の紹介
滝沢スイカの生産を新規にスタートしたりたくさんの種類の唐辛子の生産したり新しいことや自分の好きなことに向け未知の道を探求し続ける高橋さん。次は何を始めるのかこれからの展開が楽しみです。