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たきざわ×わかもの紹介 武田和馬さん


🔷プロフィール

小学校:篠木小学校
中学校:滝沢南中学校
高校:一関学院高校
所属:法政大学社会学部(陸上競技部)

大学1年生より箱根駅伝6区を走り、今年1月の第100回大会では法政大学77年ぶりの区間賞を受賞。

🔷陸上競技部の活動紹介

11月某日、町田にある法政大学多摩キャンパスに伺いました。
まず驚いたのは敷地の広さです。

入口の校内案内図

学校内にトンネルがあったり、橋があったり、校内を走る無料循環バス「青バス」が走っていたり。その広さは東京ドーム17.6個分😲!

目的地の陸上競技場まで自然を堪能しながら結構歩きました。陸上競技場では選手の皆さんがトラックを走っていたりストレッチをしたり、それぞれ活動をしています。
陸上競技部は毎週月曜日がお休み。水曜日の夜が軽めの練習日でそれ以外は夕方部活があり、朝は5時30分から朝練があるそうです。
練習と日々の努力大変お疲れさまです。

次からはインタビューです🎤

🔷インタビュー

ーー陸上を始めたのはいつからですか

小学校の頃盛岡カケッコーズというところで100mの短距離をやっていて、中学校の時から駅伝を始めました。

ーー高校で滝沢市を離れて一関の高校に行ったきっかけはなんですか

強い学校というのもそうですし、僕が中1の時に当時岩手県で1番早い先輩がいて、すごいかっこいいなという思いで見ていました。その人が一関学院に進んだいうのもあって自分も同じところ行こうかなと決めました。

ーー中学で親元を離れての陸上生活はどうでしたか

寮生活が嫌だったので自宅からその先輩と新幹線で通学をしていました。毎朝始発の6時10分の新幹線に乗って学校へ通い、帰りは19時頃盛岡駅に帰ってきていました。

インタビューの様子

ーー法政大学に進んだきっかけはなんですか

別の高校の陸上部の監督が法政大学のOBで、その方が法政大学陸上部の坪田監督に紹介してくださってたみたいでご縁があったっていうのと、自分の父、小学校の時のクラブチームのコーチも法政大学のOBということもあって、 お世話になった方々の母校で箱根駅伝に出てみたいなという思いもあり最終的にここを選びました。
当時は自分の実力不足で、行きたい大学から声がかからなかったのですが、結果としてそこには行かずこの大学に来られてよかったと思っています。

ーー大学の寮生活はどうですか

自由に生活できるので寮生活は普通に楽しいですね。 1年生の最初の1週間くらいは寂しかったけれどすぐに慣れました。
毎朝5時半に朝練なので、5時には寮を出てっていう感じで起きてます。毎朝5時起きは高校1年生の頃から7年間やってますね。5時起きにはなれました。

ーーオフや休日の過ごし方は

月曜日が練習オフの日なので日曜日に飲みに行ったり。カフェ巡りに行ったりスイーツを食べるのが好きです。
全国規模の大会前は前日の夜に必ず食べると決めてるコンビニスイーツがあって、普段は絶対食べないようにしています。セブンイレブンのしろもちたい焼きなんですけど(笑)。もうルーティンみたいな感じにしていて、普通の日は絶対に食べずに年に数回だけと決めています。
出雲駅伝の時は1軒目の店で見つけられなくて2軒目でやっと見つけて30分くらい歩きました(笑)

ーー大切な願掛けですね。今年3年目の箱根6区は2日目の朝8時スタートでしたが、体調をあわせるのは大変ではないですか。

1週間前から寝る時間と 起きる時間を30分くらいづつずらしていて、夜8時に寝て朝3時に起きるリズムを1週間かけてつくっていきます。なのでクリスマスも大みそかもカウントダウンもないですね。3年目なのでもう慣れました。
今年が1番調子がよかったとかではなく本番走ったら行けたみたいな感じでした。多分本番がメンタル的にも強い感じがあります。

ーー今年の箱根駅伝の目標は

チームとしては総合5位を目標にしています。今年が6位、昨年が7位だったので今年こそは。
個人としては花の2区を走りたいなと思っていて、 そこで日本人3番以内を目指したいです。来年以降にも繋がりますし、やっぱりエース対決をしてみたいなと思います。

夏季1次合宿でのポイント練習風景(2024年8月4日(日)撮影)【提供:法政大学陸上競技部】

ーー今までで1番印象に残ってるレースは

やっぱり1年生の時の箱根駅伝かなと思ってて、箱根駅伝も4年間で 1回走れればいいかなと思って大学入学して、それが1年目で叶ってすごい嬉しかったですし、 結果としても区間2番。1年生で区間2番取れちゃったので、自分でももっと上行けるんだみたいな感じで、結構希望が見えたレースでした。
目標を結構上に変更できたっていうのもあって、成長するきっかけになったと思ってます。

ーー滝沢市で思い出深い出来事はなんですか

小学校の陸上記録会で大会記録を目指してやってたなっていうのはあります。その時、当時の滝沢第二中学校の子が1位、僕が2位で大会新記録だったと思うので、2人で記録を更新したけれど、2番だったので記録は残らなかったです。
今もその子とは連絡が続いていて、10月の出雲大会では地方の方で枠を取って大学で出場していたので会うことができました。

ーー滝沢市のいちおしはなんですか!

スイカですかね。フルーツが全般に好きです。

ーーこれから挑戦したいことはありますか

卒業後は実業団に行くので、駅伝はニューイヤー駅伝くらいしかないんですが、チームの目標に貢献できるように走りたいということと、個人としては、続けるからには日本代表であったり日本のトップクラスの選手になっていきたいなと思ってます。

ーー最後に滝沢の若者や子供たちに向けてメッセージをお願いします

自由に好きなことをやるのが大事かなと思っていて、誰かに言われたからやるんじゃなくて、 自分が本当に心の底からやりたいと思ってることをやるのが大事だと思うし、結果的にそれが1番うまくいくと思っています。
親から塾に行けって言われて頭が良くなるわけでもないと思うし、本当に勉強したかったら勉強を頑張るべきだと思うし、スポーツをやりたかったら スポーツに全振りでもいいと思う。本当に自分がやりたいことを先生や親に反発してでもやるべきかなって思いますね。
自分の好きなことをやっても自分の責任で失敗したら失敗で良いですし、でも自分でどうするか考えてやればすごい成長にもなると思いますし、子供のうちは将来に向けて色々やるべきですね

ーーありがとうございました。

最後までさわやかな笑顔が素敵な武田さん。
ストイックすぎず、気負いすぎず、学業・陸上競技・プライベートと上手にバランスをとりながら大学生活を楽しんでいる様子が伝わってきました。
そしてなんといっても競技や大会に挑むメンタルの強さがさすがです。
来年の箱根駅伝は令和7年1月2日・3日。メンバーは未定ですが出場が決まった際には最後の箱根を応援しましょう📣!
卒業後は実業団チームへ進む予定で競技生活はまだ続けられるようです。社会人としての活躍も楽しみにしています。

🔷情報発信

法政大学陸上競技部のHP

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