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たきざわ×わかもの紹介 中條奈菜花さん

ーーープロフィール

小学校:滝沢第二小学校
中学校:滝沢第二中学校
高 校:岩手県立盛岡北高校
大 学:岩手県立大学総合政策学部
所 属:岩手めんこいテレビ アナウンサー
社会人9年目

チャグチャグ馬コに参加

ーーーアナウンサーを目指したきっかけは何ですか

小学生の頃から演劇や朗読、人と話をすることが好きで何かしらか表現をする仕事に就きたいという漠然とした思いがありました。中学生の時、弁論大会に出た際に私の話で涙してくれた人がいて、自分の言葉で人の心が動くという経験をしたことがきっかけの一つです。
一番は自分が高校生の時に起こった東日本大震災でのラジオから聞こえてくるアナウンサーの存在でした。「落ち着いてください」「明けない夜はありません」など電気も通じずテレビも見られなくて不安な中、ラジオから流れてくる励ましの声を聞いてとても勇気づけられたことがアナウンサーという職への決意になりました。言葉や声を通して安心や勇気を伝えられる人間になりたいと思いました。

ーーー学生時代に力をいれていたことは何ですか

硬式テニスです。小学5年生の時に始め、大学4年生まで続けました。学校の部活ではキャプテンや部長を務めました。小中学生の頃はチャグスポ※で地域の方々に支えられながら一生懸命取り組んだことが思い出深いです。高校ではインターハイ出場を目標に練習に励み、東北大会まで出場を果たしました。ほぼ毎日外で練習していたので当時は日焼けをして肌は真っ黒でした(笑)

※チャグスポは総合型地域スポーツクラブ「チャグチャグスポーツクラブ」のことです。

https://www.taikyou.or.jp/chaguspo/

小学校から続けている公式テニス🎾

ーーーずばり滝沢市のいちおしは何ですか

滝沢スイカです!甘くてシャキっとした食感がたまりません。スイカがフルーツの中で一番好きで夏には必ず家に常備しています。沿道でスイカ販売が始まるのが滝沢の夏の風物詩です。
幼い頃は滝沢総合運動公園のロックガーデンの滝が好きで毎日のように行っていました。
チャグチャグ馬コも身近な存在です。今年は実際に馬の乗り手や引き手として参加させていただく機会があり、後世に残していきたい音と風景だと改めて実感しました。
滝沢市から見る岩手山も大好きです。季節や天候によって表情を変える岩手山を見ると、今日も一日頑張ろうと思えます。

大好きな滝沢スイカといっしょに📷

ーーー仕事をするうえで大切にしているものは何ですか

視聴者目線を大切にしています。今どんな情報が求められているか、放送からどんな印象を受けるか、自分も岩手に暮らす一県民として常に考え続けながら放送に携わりたいと思っています。ニュースでは様々な分野を扱いますが、取材を進めて詳しいことを理解した上で、初めて情報に触れる人も分かりやすく共感できる原稿を書き、岩手出身者ならではの地元目線も持って伝えるように心がけています。

ーーーこれまでで一番印象に残っているお仕事は何ですか

自分にとって憧れの人だった氣志團の綾小路翔さんと一緒にお仕事をしたことです。長い時間をかけて企画をしたインタビューが実現し、今年3月に放送することができました。あまり知られていないですが綾小路さんはご両親が遠野市出身で岩手にゆかりがある人です。震災後には復興支援にも携わってくださいました。放送後も全国的に大きな反響があり、とても嬉しく印象深い出来事でした。このような知られざる情報や活動にスポットをあてて多くの人に知ってもらえることがこの仕事のやりがいです。

ーーー仕事やプライベートで挑戦をしたいことはありますか

挑戦したいことはたくさんあります。
仕事では、この職業を目指したきっかけでもある東日本大震災の教訓を伝える企画の取材・制作を継続的にしていきたいです。また、仕事のジャンルとしてはこれまで報道番組が中心でしたが、情報・バラエティー番組などジャンルを問わず積極的に挑戦し、表現の幅を広げたいです。
プライベートでは、今年初めて滝沢市さんさ踊り保存会で盛岡さんさ踊りパレードに出場しましたが、自分の踊りはまだまだだと感じていて、もっと練習をして上達を目指したいです。
そして、今年いわて盛岡シティマラソンの大会アンバサダーに就任したので、参加者の皆さんとフルマラソン完走を目指します!タイムは4時間台を目標に、最後まで笑顔で走り切りたいです!
あとは、岩手山の山頂からご来光を拝むことです🌄8合目避難小屋に泊まる計画を立てています!

2024盛岡さんさ踊りに参加
今年もフルマラソンに挑戦!目指せ完走&4時間台

ーーーわかものへのメッセージをお願いします

子どものころは地元の良さにあまり気が付かないと思います。私も大人になって一度地元を離れてみて「滝沢市って良かったな」としみじみ思いました。自然の豊かさや人のあたたかさ、食べ物のおいしさ、暮らしやすさなど、地元にいたら当たり前のことが実はありがたみのあることだと伝えたいです。しっくりくる安心感みたいなものがあって、それが地元というものだと実感しています。この感覚を感じられる場所があるって貴重ですよね。
 
また、仕事をする中でこれまでの体験や経験が大人になっていきて点と点が線でつながるおもしろさを感じることがたくさんあります。例えば、幼少期にチャグチャグ馬コ写生会で描いた絵をテレビ番組で紹介して長年地域に愛されている伝統行事だということを伝えたり、大学時代に携わった復興支援や国際交流の経験から取材先とコミュニケーションが円滑に取れたりなど本当に様々なことが今に役立っています。何のためにやっているか分からないと思うことも、必ずいつか何かにいきる時が来るはず。目の前のことを全力で楽しんでください。
 
私は安心感や信頼感を持ってもらえるようなアナウンサーを目指し、研鑽を積んでいきます。私の情報発信を通じて、岩手のことを好きな人が一人でも増えたらこの上ない幸せです。

スタジオでの1枚

とても活動的でチャレンジャーな中條さんでした。
日々の活動はインスタグラムで発信されています!ぜひご覧ください。